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魚介類は肉類と比べても健康に良いというイメージがあります。
ですが、ある種の魚介類を食べ過ぎると薄毛を引き起こす危険性があります。
その原因は魚介類の体内にため込まれた水銀。
高レベルの水銀は脱毛を引き起こします。
水銀が含まれた魚介類の種類と、水銀による脱毛を予防する方法を紹介します。
かつて発生した公害病「水俣病」は、発展途上の日本で発生した水質汚染が原因でした。水銀濃度の高い魚介類を食べることで、多くの人々が健康被害を訴えました。
いまでは水俣病なんて過去の事件ですが、魚介類に水銀が含まれているという話は過去のものではありません。現在でも、特定の魚介類には水銀が含まれています。
そのため、厚生労働省は「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」を公表し、特に妊婦は水銀が含まれているかもしれない魚介類を食べないように推奨しています。
といっても、すべての魚介類に水銀が含まれているわけではなく、一部の深海魚や、生態系の最上位にいる魚類に注意が必要です。
水銀を摂取しすぎると、水俣病のような病気になってしまう可能性があります。
水俣病の症状は、手足や口周辺のしびれ、言語障害、視野狭窄、運動障害、聴力障害など。もちろん、抜け毛も増えます。
髪の毛は排泄器官のひとつであるとも言われ、体内の不要なミネラルや有害物質は毛髪を通して体外に排出されます。
水銀を多量に摂取すると、毛髪から水銀が排出されるとともに、脱毛も増えてしまうのです。
まあ毎日マグロの刺身を食べるとか、とんでもない偏食をしない限りは、水銀の摂取しすぎの心配をする必要はないでしょうが。
基本は水銀濃度の高い魚類の摂取を控えます。
すべての魚がダメというわけではないので、マグロの代わりに水銀濃度の低いサンマ、イワシ、サバなどを食べましょう。
また、カツオはマグロ類に分類されるものの、例外的に水銀濃度の低い魚となっています。
亜鉛を摂取するのも有効です。
亜鉛をたくさん摂取すると、メタロチオネインというたんぱく質が増えます。
メタロチオネインは水銀と結合して毒性を弱め、体外に排出されるのを助ける効果があります。
亜鉛は髪の毛に良い栄養素として有名なので一石二鳥ですね。
魚類は良質なたんぱく源です。DHAやEPAは血液をサラサラにして、頭皮の血行促進効果もあるかもしれません。
注意するべきは、一部の水銀濃度の高い魚類だけ。しかも、めちゃくちゃな偏食をしないそれほど気にする必要はありません。
マグロの刺身がめっちゃ好きな人は、水銀の影響で髪が抜けちゃうかもしれないので、食べ過ぎないように注意しましょう!!