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お酒は”適量”であれば健康を害することはないといわれています。
しかしながら、その適量は1日当たり日本酒だと1合、
ビールは500mlで、ウイスキーはダブル1杯分の量です。
お酒が好きであれば、ちょっと物足りない量ですね。ほとんどの方が、適量以上飲んでしまっているでしょう。
酒の飲み過ぎは様々な悪影響がありますが、頭皮環境を悪化させることで、薄毛や脱毛の原因にもなります。
その原因は、お酒を飲みすぎることで血液中に多くなる過酸化水素という物質の影響。
なんだか学生の頃に科学の実験で聞いたことがありますが、実は過酸化水素は活性酸素の一種で、老化や薄毛の原因にもなり得るのです。
過酸化水素の悪影響と、薄毛になる理由を紹介します。
人間に換算してワイン1本分程度のアルコールを毎日与えたマウスと、アルコールを一切与えないマウス。
一週間後にこの2匹のマウスの血液を分析すると、血中の過酸化水素濃度に大きな違いが現れました。
アルコールを摂取していたマウスの方が、過酸化水素の量が劇的に増加していたのです。
アルコールを摂取すると、体内のアルコール分解酵素によって「アセトアルデヒド」という有害な物質に変化します。
このアセトアルデヒドが血管を刺激する影響で、顔が赤くなります。
心臓がドキドキするのも、吐き気を感じるのも、アセトアルデヒドの影響です。
このアセトアルデヒドが代謝される過程で、過酸化水素が生み出されるのです。
過酸化水素は活性酸素の一種で、老化現象の一因ともいわれている物質。
アルコールの摂取で増加した血中の過酸化水素水は、体中の細胞を傷つけ、活動を劣化させる作用があります。
問題は、過酸化水素は細胞にダメージを与えるのと同時に、コラーゲンにもダメージを与えるということ。
過酸化水素は肌の下のコラーゲン繊維を攻撃し、ダメージを与えます。
これがシミ・シワの原因になるのですが、薄毛を引き起こす原因にもなりえます。
2016年に医科歯科大の研究チームが、”コラーゲンの減少が薄毛の原因になる”という事実を発表しました。
正常なヘア・サイクルを維持するには、頭皮下にあるコラーゲンが重要な役割を担っています。
コラーゲンが減少すると発毛力も低下することは、マウスの実験でも確かめられているのです。
アルコール摂取による血中過酸化水素の増加は、頭皮のコラーゲンにダメージを与え、薄毛を引き起こす原因になるのです。
有害なアセトアルデヒドも、体内のアセトアルデヒド代謝酵素によって、無害な酢酸や水・二酸化炭素に分解されて体外に排出されます。
このアセトアルデヒド代謝酵素の量は遺伝的に決まっていて、生涯変わることはありません。
体質的にお酒に強い人は、アセトアルデヒドを代謝する能力も高いので、飲んでも顔が赤くならないし、
吐き気も感じないし、たくさん飲むことができます。アセトアルデヒドの悪影響が少なくなるってことですね。
逆にお酒に弱い体質の人や、まったく飲めない下戸の人は、お酒に強い人に比べてアルコールの摂取による内臓疾患やがんのリスクが高くなる傾向があります。
ですが、過酸化水素はお酒に強い人でも同様に悪さをします。
お酒に強いタイプの人でも、アセトアルデヒドを代謝する過程で過酸化水素を作り出してしまいます。
血液中の過酸化水素濃度が上昇した結果、全身の細胞にダメージを与えることに変わりはありません。
老化が促進されるし、肌のシミやシワの原因にもなります。
もちろん、薄毛や脱毛の原因にもなるでしょう。
むしろ、お酒に強い人の方がたくさんアルコールを摂取できるので、結果的に過酸化水素の悪影響を受けやすい可能性もあります。
特に薄毛に悩んでいるのなら、アルコールの摂取による過酸化水素の増加は薄毛の進行を速める結果になるでしょう。
今回は飲酒による過酸化水素の増加にスポットを当てましたが、飲酒はそれ以外にも様々な悪影響があります。
アルコールの1日の適量はこちら
お酒に強い体質だから、なんて過信してはいけません。
薄毛や脱毛を予防するには、お酒に強い、弱い、関係なく適量を守ることが大切なんですね。